同窓会

もう何年も来ていなかった母校の新館は、廃校になったせいか、“新”館という名前は似合わない。


ヒビ割れた壁と床。

隅に溜まりに溜まったホコリ…そして大量の蜘蛛の巣。


いかにも、“なにか”が出そうな雰囲気が漂っている。


虫か嫌いな千穂は、「こんな汚いところ、ゴキブリが出るかもしれない」と言って私の後ろに隠れてビクビクしていた。



「怖い……」



私は、思わず本音を漏らした。



「確かに、気味悪いよねー…。

私達が通っていたときとは、雰囲気が全然違うわ……。

夜ってだけでも怖いのに、こんなに薄気味悪い校舎……。

さっさと帰りたい…」


紗枝も同意見のようだ。


「それにしても、宝ってどこにあるんだ?


新館、だとは言っていたが………」


「さあ…。

そもそも、宝ってなんなんだ?」



竹内君と、皆川君が言う。