同窓会

高校受験にも失敗した挙句、大学受験にも失敗しまくって二浪して、今は無職で、親の仕送りでなんとか生活している。


なんて、そんなかっこ悪いこと、友達の留美にも紗枝にも言えなかった。


紗枝の質問に答えることができずに黙っている私。


「奏?」

「どうしたの、気分でも悪い?」


二人が心配そうに私の顔をのぞきこむ。


「いや、そういうわけじゃ…」


そのとき、私達三人のところへ、一人の男性が現れた。


爽やかな雰囲気を纏ったその人が誰なのか、私達は一瞬でわかった。




「尾崎君………
尾崎君だよね…?」


留美が、彼の名前を言う。


「もしかして、小林に、上野に…嘉川か?」



尾崎晴彦-オザキハルヒコ-


男子グループのリーダー的存在で、成績優秀。
運動神経も抜群。


容姿も完璧で、中学のときよりもうんと格好良く、そして身長も高くなったような気がする。

中学のときもじゅうぶん申し分ないルックスと、溢れた才能を持っていたため、中学の女子からかなりモテていた。

もちろん女子からだけではなく、男子からの信頼も厚かった。