「で、千穂は行くの?どうするの?」


『うっ……奏が行くなら、行こうかな…?

確かに、なんだか私の考え過ぎな気がしてきたし』


「うん、おっけ!
じゃあ、切るよ」


『うん、じゃあ…また同窓会で会おうね!』


「うん、私も楽しみにしてるよ。

じゃあね~!」



そう言って、私は電話を切った。

千穂ってば、本当に考え過ぎ。

小学生のときからそうなんだから。

心配性って、いつまで経っても治らないのものなのかな。


「はぁ~、同窓会…何着ていこうかな~♪」


と、私はルンルン気分でクローゼットの中を開いた。