同窓会

「わ、私は中学を卒業してから……第一志望だった星井学園に入学した。

それから、普通に近くの大学へ行って……。

やりたい仕事もないから、フリーターに………」

「本当に?」

「えっ?」


「本当に、やりたい仕事がなかったから、フリーターになったの?」


黒ジャージが、紗枝にたずねる。


「そ、そうよ!

何か、悪い!?」

「それがさー、真実なら別に構わないけどさぁ…………。


嘘、ついてるよね?」


「えっ………」


紗枝の表情が暗くなる。


「だめだなぁ、嘘は。

いつも言っていたじゃないか、お前は。

美容師になりたいって、なったら上野や西成、小林の髪をカットしてやるって、そう言っていたじゃないか」