「それじゃ、雛子ちゃん!いってくるね…!」


『頑張ってくださいっ!』


森川先輩は蒼を呼び出しにいった。


何も考えたくなくて、自動販売機にジュースを買いに行ったら



「蒼くん…伝えたいことがあるの」




森川先輩の声だ…!


声が聞こえたのは階段のほう。



まさかそこで話してるのかな…。


「あのね!私、蒼くんのことが好きなの」



……!!もう、聞きたくないよ。



蒼の答えが気になるけど、怖くて聞けない。



私は走って部屋に戻った。