混ざらぬ色

新八のツッコミは、絶好調だったのであった。


一時すると
新八は、ツッコミ疲れたのか近くの椅子に座り込んだ


『あんた達…。
僕をからかうのいい加減にしてください!!
もっとやることがあるでしょ!!!』



ツッコミと違う、強め口調で訴えた



『ぁー?もっとやることってなんだよ?』


生意気な口調。
やる気のない声で、鼻をほじっていた

『沖田さんだけでは不安だと思いません?仲の悪い二人なんですから、少しは様子を見た方がいいかと思いますが…』


その通りであった。

もしかしたら、万事屋がボロボロのズタズタになっているかもしれない。


あの2人ならやりかねない

銀さんは半年ばかり家賃を払わずに毎日のように怒鳴りにくるお登勢にも気を使っていいものだ


家賃も払わず、家が壊されるなんてもってのほか。


どれだけお登勢が怒鳴るか、叱られるか




『大丈夫…じゃぁねーだろうな』


タバコを吸いながら遠目でつぶやく土方


破壊女王と、破壊ドS


どうにもならない2人だ


『…はやく、止めないと!!!』


新八は、なにかを想像したのか
真っ青な顔をして慌てていた