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お母さんの横で眠りについたあたしは、翌日当たり前のように朝を迎えた。


目が覚めて、すぐに自分の胸に手を当てる。


ちゃんと心臓が動いている事を確認してようやく安心することができた。


あたしは生きている。


ゾンビになんてなってない。


「あら、おはよう」


お母さんが目を覚ましてそう声をかけてきたので、なんだか急に恥ずかしくなり、あたしは返事もせずに自室へと戻ったのだった。