【キーンコーンカーンコーン】
授業の始まりのチャイムが鳴ったが、弘斗は帰って来なかった。
『弘斗はどうしたの?
もしかして…あんたら、ケンカでもした??』
村瀬が話しかけてくる。
けど、俺は答えられなかった。
ずっと弘斗の言葉が頭の中でリピートされるんだ。
”ロボットみたいで気持ち悪い”
弘斗はそんなことを思いながら、
いつも俺の傍にいてくれたんだな。
さんきゅーな、弘斗
俺に付き合ってくれて。
ごめん、弘斗
俺なんかに付き合わせて。
ごめん
ごめん
ごめん、弘斗
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