この春。慣れ親しんだこの校舎を離れなきゃ行けない。

私を温かく包んでくれた
光(友人)も夢に向かって
バラバラに 飛んでいく。
みんな県外で
私だけが地元に残った。

息ができないほど胸が苦しくなって
涙が後から溢れ出す。

寂しい…
そんな感情がココロを埋め尽くしていた。

部屋で1人ずっと泣いていた。
卒業したら みんな忙しくなって 今ほど会えないだろう。

そして その友人は また新しい友達を作って
笑い合っているのだろう。
私は…忘れられちゃうのかな…??

不安で仕方がない。
昔私は口下手で人と上手くコミュニケーションがとれないから、独りになることが多かった。

また、嫌がらせ、いじめ、陰口まで言われた事なんてたくさんあった。

学校なんて行きたくないって思ったことなんていくつもあった。

でも、高校に行きたくさんの大切な友人ができて
こんなに楽しかったのは
、幸せだったのは初めてだった。

学校が楽しい。
そう思えた。

卒業したら
…また…独りになるのかな…?

わかってる。春から私は社会人の仲間入りをするって。
だから 小さい子みたいに人にすがって…甘えちゃ いけないって。

わかってるんだけど…

……私は弱いね…
情けないくらいに。
涙が…ね、止まらない…