次の日は朝から気温が高かった。



仕事へ行く準備を済ませ、靴を履いているとき、ふとドアのポストに封筒らしき物が入ってることに気づく。



「?」



取り出してみるが、宛て名はない。



嫌な予感がした。



昨日のことが蘇る。



恐る恐る中を覗き、ドクン、と心臓が大きく跳ねた。



写真だ。



震える手で中身を取り出し、その写真を見る。



「きゃぁ…っ!」



見た瞬間、その写真を投げ捨ててしまう。



呼吸の乱れ、手足の震え、恐怖でどうにかなりそうだ。