正反対の二人





なんだか体のだるさも薄れてきた。







最近の俺は情緒が激しい気がする。








「何びっくりしたような顔してるんだよ。」





まあ、ナムに再会してから名前、呼んでなかったから無理もないけど。




あまりの驚き用に若干怒りが薄れる。






「奈夢もここの学校だったんだんだな」




わざと名前を強調してやる。





驚いたり、焦ったり、今度は頷き始めた。





短時間でよくもそこまで表情を変えられるものだと思う。











「何、さっきから百面相してんの?






しかも黙りこくったまま」








俺は一向に目を合わさないナムにじれて顎を掴むと目を覗き込む。













「奈夢、お前もしかしてあの時のこと怒ってんのか。」










俺はナムに自分から思い出して欲しくて言ってみた。







でも奈夢はなんのことだかわからないという表情をするだけ。





















「奈夢お前もしかしてあの時のこと怒ってんのか。」