「お前、まだそれ、」
驚いて勝手に口から言葉が出た。
咄嗟に言葉を飲み込む。
「ん?何?」
そんな俺を不思議そうに見ている。
思わず俺は固まった。
奈夢はほとんど変わってない
見た目はもちろん心までもが
「はい、できた」
その言葉で我に返って絆創膏が貼られたそこをじっと見る。
懐かしい
「帰ってたのか」
なむだということは見た時から、
いや
声を聞いた時から分かっていたのに思わずそう声をかけてしまった。
首をかしげる奈夢にそろそろと声をかける
「またな」
帰ってきたということはまだしばらくはここに居るのだろう
そのまんまの意味を込め奈夢に言った。
また会えることを信じて


