すると不意にナムの姿が目に入り 「おい、」 声をかけた。 「いや、来ないで」 怯える姿に しまったと思った。 多分男を睨みつけたままの顔そのままにナムを見てしまったのだろう。 俺は一旦目を閉じ怒りを落ち着かせて、悪かったと思いを込め いつしか奈夢がしてくれたように頭を撫でる。 すると胸の内で渦巻いていた怒りが静まっていき何か温かいものが 胸の中を徐々に満たしていくのを感じた。