サプライズは、パーティーの後で ~恋に落ちた御曹司~

楽しく宴は続き、おじいさんが先にリタイアすると言って部屋に戻り、真裕は散々飲まされて先につぶれてしまった。


眞子社長が、息子に毛布を掛けてあげている。

その様子をずっと見ていた私に、

「これからは、あなたに世話を頼むわね」と優しい声で言う。


「はい」と答えると、


「片づけ手伝ってくださる?」と台所に入ることを許された。


「あの、眞子社長?」


「社長じゃないわ。もうすぐお義母でしょ?」


「あの、私なんかでいいんでしょうか?」

眞子社長は、キョトンとした顔で、私を見た。

「ええ、他に誰がいるの?うちの息子は、これ以上ないっていう選択をしたと思ってるわ。私は、息子が幸せになってくれればそれでいいもの」


「はい」


「じゃあ、早くここを片づけて真裕を寝かせましょう。後のことは、あなたに任せるわ」


それで?
隣の部屋に布団を敷いてもらい、苦労して彼を運んだ。
揺すったくらいでは、びくともしない。

本当に、幸せな生活になるのかなあ。
どう思う?って聞いてみたかったのに。

ぐっすり眠って、夢の中にいる彼に呼びかけようとして、彼の形のいい鼻をピンと指ではじいてみた。幸せかどうかなんて、どうでもいいか。

それでも、わたしたち一緒にいたいって思ったんだもんね。

結局、あなたはプロポーズしないで寝ちゃったわけね?