サプライズは、パーティーの後で ~恋に落ちた御曹司~

言い終わらないうちに、すーっとふすまが開いた。


その後ろで、くすっと笑う声が聞こえた。


「よかったわね。花澄さんに振られそうになって、べそかいてたものね」
部屋に、眞子社長が入って来た。


「べそなんかかくかよ。大の大人が」
真裕が向きになって答える。


「ああ、俺は、もうダメかも知れないってここで、臥せってたのは違うのか?」
後ろから、真裕の祖父の声もした。


「さあ、みんな揃ったかな」
おじいさんがゆっくり腰を下ろす。


「えっと、叔父さんは?」
真裕が尋ねる。


「今日はあっちは、あっちの家族で過ごすって言ってたぞ」
真裕は、祖父の言葉に耳を傾ける。


「その方が静かでいいわね」眞子社長が笑って言う。