私は、久美子と受付の子と、タクシーで会場に向かった。
すぐにやる事を、もう一度確認するためにスケジュール表を見る。
久美子がぶつぶつ言いながら進行表を確かめてる。
「大丈夫だって。当日のタイムテーブルちゃんと作ってるし、プログラムの準備も完璧だから」
久美子に任せておけば大丈夫なのもよく分かってる。
分単位の細かいスケジュール表、”あまりぎっしりとプログラムを組まない”とメモ書きされてる。ほうら、完璧主義の優等生さん。
二次会の会場は、真裕と二つ目に下見に行った会員制の会場だ。
会社の重鎮であるお年寄り達に、慣れたところでやった方がいいと押し切られたみたいだ。
「井上さんいる?彼、司会だってこと分かってるかな。55分から開演の挨拶だって確認して!」久美子が指示を出す。
「新郎新婦って、いつ到着するの?」
「大丈夫、こっちに向かってるって」
私が答える。
私は、水野さんの手伝いで会費を集め、名簿をチェックする人だ。
久美子が走り回ってる横で、お金のチェックをしてる。


