青木君が、頭のてっぺんにキスする。
「そうなのか。久美子まで青木君と一緒になって……」
こんなことされたら、久美子にだって口きかない。
「えっと。キスは、まずいかも。それに、今はあんまりそういうことしたくない。お酒臭いし」
「酒の匂いなんて気にならないさ。それに、実際に寝てみないと、お互いの相性って分からないだろ?」
今、寝るって言った?
どういうことよ。私と寝る?
服脱いでベッドに入るってことだよね?
ちょっと待って。想像できないって。
そんなこと、青木君に言えない。
落ち着いて。どうしたらいいの?
頭が働かない、固まってる。
「ちょっと待って、青木君。冷静になってよ。青木君のこと大切な友達だと思ってるから、その時点で相性とか考えられないよ」
「だから、俺が花澄のこと抱けば友達じゃなくなるだろ?」
いや、そうじゃなくて。
友達じゃなくなって、何になるかは責任持てないよ、青木君。
「そんなことするの、友達じゃないって!」
「どうしてだよ。なんで、俺とじゃ嫌なわけ?」
青木君はムキになってる。
「どうしてって、考えたことないって。出来ないって、離してくれないと大きな声出すよ」
「どうしてダメなの?じゃあ、ハグだけさせて。友達だろ?俺の首に腕巻き付けて」
それ、友達同士のハグじゃないでしょ。


