なんで、私のことを好きとか...。 「え?彼女?」 原田真広は訳がわからないと言った表情で聞き返した。 「あの、この前校門に来てた、あの可愛い女の子。あと、この前私と 原田真広とケンカしたときにいた女の子...。」 原田真広はしばらくポカンとしていたけれど、だんだん理解したようで、 「あ、あいつは俺のかーーーー...。」 といいかけて止まった。そして、だんだん、赤くなっていく顔。 ...へ? 「かー...」