そう思ったとき、女王は思い出したように言った。


「それと、ユメノさん...。ユメノは、実はわたしの弟なの。


あなたを捨てたあとやっぱり心配だった。ずっと、ずっと考えて、



ユメノに引き取ってもらうことにしたの。



捨てたあとにやっぱりあなたが心配だから戻ってきてだ何て言えなかったか

ら。


今まては、ユメノに写真とか、様子を聞いたりしてずっと、遠くからいつも見

守っていた。」





ユメノさんは、弟?確かに、ユメノさんは女王にどことなく顔の雰囲気が似て

るような...でも、性格が違いすぎて、にわかに信じられない。







「あなたは、人間界に帰りなさい。」