「じゃあ...さっきのあんたのカレシっぽい男にも別れは言えなかったわね。
まぁケンカしてたみたいだし?」
カレシっぽい男にも...って。まさか、原田真広のこと?
原田真広はカレシじゃないけど...。
最後に、ちょっとは話したかったな。やっと好きだってわかったのに。
でも、私は魔女。原田真広は人間。結婚できるとはいえ、互いの事情
をかんがえるのは大変だろうな。
でも、そんなことより原田真広にはあの彼女さんがいる。
彼女さんにバカにされるような私が...原田真広に好きになってもえる
わけがない。あんな綺麗な彼女さん...敵わないよ。
「じゃあ、早速殺します。」
そう言って女王が魔法を出そうとする。どうしよう...このままじゃ
ほんとに殺される。
だって...相手は私の実の母親。つまり...オールクイーンだ。
そんな人に勝てるわけがない。