中2に進級した頃、あたしは自分が聡が好きだということに気づいた


そして、美羽に報告したら


「やっと、自分の気持ちに気づいたのね!美野里!お母さん嬉しいよ~!」


と、わけのわからないことを言われた


それと同時に「この鈍感」とも言われた


どうも、あたしが聡のことを好きなのは中1の頃から丸わかりだったらしい


恥ずかしくて、穴に入りたい気分だ......


「でも、その気持ちに気づけた時、嬉しかったでしょ?きっと、これからの毎日もっと楽しくなるよ!」

美羽はそういって、抱きついてきた

本当、可愛いな

「うん、ありがとう。美羽」

「えへへ、美野里と聡君が付き合ったらダブルデートできるね!」

「付き合えればいいけどね......」

「何いってんの!あたしがみる限り聡君も美野里のこと気になっているよ!あたしの目に狂いはないんだから!」

「なんでそんな自信満々なのよ......」

そんな会話をしながら、あたしたちはじゃれあっていた