「……変なこと言わないで」
見なくてもわかるゆきからの視線も気になって、愛想笑いを浮かべることすらせず突き放す。
少しは男性慣れしないと……こんな冗談で顔赤くしちゃだめだよね。
「えー宮、横お団子ってオバサンっぽくないー?」
すぐにゆきが宮田くんの腕をとりながらそう話しかけた。
付き合ってないのに、すごい距離感……。
「そうかなー? 俺は好きだけど」
「じ、じゃあ来週のお祭りではあたしあれやるから、一緒に行かない!?」
ゆきがわたしを指さして宮田くんに言う。
すごいな……その流れで誘うんだ。
恋愛慣れしてるっていいな……。

