「おーい宮! こっちこっちー」
お店を出て一番。
ゆきがさっきよりもワントーン声を上げて駆け寄っていった。
浴衣だからちょこちょことした歩き方で、わたしから見てもかわいい女の子になっている。
「あ、須賀。よかった、中にいたんだ」
「そーなの! 場所細かく決めておけばよかったね」
なんか宮田くんとゆき……仲よさげ。
クラスでは話してるとこあんま見るイメージないけどな……。
「宮田くんとゆき仲よかった?」
りこも不思議に思ったのか、そう聞いていた。
「去年クラス一緒でさ。でもあんま喋らなかったなー。
トークはしてるから仲はいいよね」
そう答えた宮田くん。

