* 。☆ . * . : . + * : ゜+ 。



それから約2週間。



「……暇」



部活はないし、課題もやる気にならないしでわたしは暇を持て余していた。



「彩奈ー! あんた暇してんなら健人くんの試合応援しにいったげなよ、あたしの代わりに!」


「え、健人の試合今日なの!? なんでお母さんがそんなの知ってるの」



リビングにいたわたしの呟きが聞こえてか何なのか、キッチンから朝ごはんの支度をしていたお母さんが声をかけてくる。



「そりゃーお母さん毎年応援行ってるもの、把握してるわよ。
 今年はどうしても仕事を抜けられそうにないけど……ほら、あたしの代わりに行っといで!」