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それから1週間もしないで夏休みに入った。


夏休み初日の今日、部活動にも所属していないわたしは朝からベッドでごろごろ。


お気に入りの電子小説を読んで、ときめいていた。



『貴方はいつも自分を責める。


 その厳しさに甘えてしまう。


 こんなの私のためにも貴方のためにもならない。


 だけどだめ、貴方がこんなにも好きだから。


 甘えることをやめられないの』




ペンネーム『ゼロ』さんの小説、『甘い懺悔』。


登場人物の名前をひとりも出さないその文には、すごい感情移入ができて、


切なげな文章にほれ込んでしまった。