もしも、いちにち一緒にいれたら。

私がなんでここにいるかというと

神様がチャンスをくれました。

49日間の中でどうしてもという時に3回だけ
彼の隣に行き支えることを許す。


私とけいの思いの強さに神様もきびしくは言えなかったみたい。


トントントン


規則正しいリズムで野菜を切って、お味噌汁を作って、けいくんの好きなポテトサラダを作ってお皿に盛り付けてテーブルに並べる。

その姿をニコニコしたけいくんが眺めている。

これが日常だった。


こんな日常も幸せで大切な時間だったって今気づいたよ。


『ねぇ、けいくん。ポテトサラダたくさん作って冷凍しとくからお腹空いたら食べて?」

もう作れないかもしれないからせめてものあがき。


でもけいは首をこてんっ、とかたむけて


「えーなんでー?ゆいまた作ればいいでしょ?」

なんて純粋な目で見てくるから言葉につまる。


『とりあえず…お腹空いたら食べて?』


と答えになってないけどそういうとけいくんもふーん、と返事をした。


けいくんは若いからこれから色んな人と出会って付き合って、ちゅーして、エッチして結婚して…


色々なことがあるんだろうね。


その相手が私になることは絶対なくて、ほんとに悲しい。


私、けいくんの苗字もらう気満々だったんだよ?

それなのに私は旧姓のまま死んじゃった。


神様はひどいなー…これから楽しいことあるはずだったのに。


私はけいくんの過去の思い出になるんだね