「ねもい…」


眠すぎてねもいって言っちゃうけい。


可愛いすぎてぎゅーーーってしたい。

でもけいはマイペース。


お布団にくるまって眠っちゃった。


私あと少ししかいれないんだよ??


今までと違うの。時間がないんだよ?


寂しさが溢れでて


『くっ…ふっ』


涙も溢れでた。


ねぇどうして?なんで私が死んじゃったの?


もっとけいと生きたかった。


そのとき後ろから温もりと重みを感じた



「ゆい…なに泣いてるのー?」


なんて寝起きの声で甘くつぶやくから


後ろを振り返ってけいを抱きしめてキスをした


『けい、けいっ、けい。好き。大好き。』


けいはそんな私の頭を優しく撫でる


「どーしたのさー…今日は素直な日なのぉ?」


なーんて呑気な声が降ってきてとても安心した


これからこの世にいていい49日間という短い日数は何をしよう?


北海道へ行こうか。美味しいものを食べて…でもけいはお米を美味しい美味しいってお米ばっかり食べるんだろうね。


沖縄県に行こうか。綺麗な砂浜を2人でゆっくり歩いて青い海を泳ぎたいね。

なーんだ。私けいといればどこでもいいかも


私はずっとけいの隣にいたい。


49日間というこの世にいていい限られた時間。


ずーーっとけいと一緒にいようと決めたんだ。


たとえ見えなくてもけいの傍にいたい。


3回の中の1回を今日で消費しあとの2回を49日間で使える。


でも毎回けいとさよならをしなきゃならない。


けいの悲しみを増やしたくないから出来ればあと1回くらいでここぞという時に使わなきゃね。


だからさ、瞬間瞬間を大切にしようね