「何かご用ですか?」 「いきなりごめん。俺は3年の西里 直人-ニシザト ナオト-。君の名前は?」 「1年の清水 海実です。」 「海実ちゃんね、昨日見たんだけど…」 言うことがわかった。 見られてたならしょうがない。 今までバレてなかったのになぁ。 「公園でのことですよね?」 「あ、うん。」 「ちょっと頭が痛くなっただけです。ご心配おかけしました。」 誰とも関わらない。 「そうは見えなかったけど?」