氷の魔女の春さがし

 長すぎる冬にすっかりやつれたおじさん、おばさん。

 六年前に逢ったような気がしなくもないおじいさん、おばあさん。

 見覚えのない六歳以下の小さな子供。

 雪が止んだことを喜びつつも、春告げ鳥が来たわけではないと気づいて戸惑っている。