向こうから湖畔を走ってくる人がいる。 こんな朝早くからジョギングなんてすごいな。 近づいてきてわかった。 「高遠くん?」 イヤホンで音楽を聴きながら走ってくる。 私に気づいてイヤホンを取る。 「どうしたんですか、早いですね」 「目が覚めちゃって散歩ー」 ”ちょっと休憩”って、大きな石に座る。 そして私を呼んだ。 高遠くんの隣に座るのは緊張する。 他の1年生は全然平気なのに、高遠くんだけはいまだに緊張するんだよなぁ。