「先輩の目線ってこのくらい?」 上半身を屈めて私と同じくらいの目の高さにした高遠くんが少しだけ微笑む。 「こんな低い目線から誰より高く跳ぶんだもんなぁ…」 「…え?」 高く、跳ぶ? 何のこと? バレーのこと? でも高遠くんは私がバレーしてるとこ見たことないでしょ? 急にどうしたの? 「さ、勉強しましょうか」 何も聞けないまま、今日の勉強が始まった。