「先輩っ!!」 後ろから抱きしめられる。 …力強く。 「先輩、大丈夫だから。俺がいるから」 さらに力を込められる。 「目がっ、目がキラって…!幽霊…っ」 「違うよ、猫かたぬきでしよ。落ち着いて」 猫?たぬき? 「ほんと?」 「ほんとだから安心して」 そっかあ…よかった…。 安心したら身体中の力が抜ける。 「おっと。先輩、大丈夫ですか?」 支えてくれる腕が力強かった。 って、この状態って…。 我にかえる。 私、思いっきり後ろから抱きしめられてるじゃん!! 「ごっ…ごめん!!」