グイッ! 腕に鈍い痛みを感じた瞬間、わけわかんないまま高遠くんの胸に倒れこむ。 「先輩、わかる?こんだけドキドキしてんの」 頭を抱きしめられて、耳が胸にピッタリくっつく。 耳に伝わってくる高遠くんの鼓動は少し早かった。 そのままの格好で高遠くんが言葉を続ける。 「中2の夏からずっと先輩に憧れてたんです。やっと一緒の学校に通えるようになって、話せるようになった。ただバレーする姿に憧れてるだけだったけど…」 私の心臓がバクハツしそう。 高遠くん、何言ってるの? 頭が混乱してわからない。