だけど、こっちに近づいて来たのは…陸じゃなかった。 「どうして?」 「そんなところに座ってたら風邪引くぞ」 そのセリフと同時に首元にマフラーがかけられた。 「こんなに冷たくなって…。いつまでここにいるつもりだよ?門限とっくに過ぎてんだろ?」 「ふぇっ…ぅ…っ…」 あたしの顔を見て、口端を緩めて優しく微笑んでいる表情。