「お前なぁ~っ!!」


「だって陸のこと好きだから、すぐにキスしたくなるんだもんっ!」


振り向くと、すぐ目の前にあった愛理のめちゃくちゃ笑った顔があった。


いつもこんな感じで、簡単に自分の調子を狂わされる。


この満開の笑顔と必殺ワザのKissに。



「もうすぐ家に着いちゃうね?ねぇ、もう1回だけしとく?」


「このアホッ!さっきの約束、ナシにすんぞ!」


「それは絶対にダメ~!」



その後、必殺ワザを阻止して、まだ離れたくないとダダをこねる愛理を無理やり家まで送った。