パアアアンッ

けたたましい銃声があたりに響いた。

舞い落ちる桜の花びら。

あたりに散った真っ赤な血。

ニヤリと笑う男。

呆然と立ち尽くす自分。

血だまりに倒れている…最愛のカレ。

理解した時には遅かった。

殺された、のだと。

もう、カレはいない。

「〈…!〉起きてよ…!」

なんで…!なんでなの…っ!

気づいた時には男はもう取り押さえられていて、周りにはカレの仲間達しかいなかった。