【山崎烝】





悠真の行動力には、驚かされる




「山崎さん!私に医術の御指南を!!
よろしくお願いします!!!」




副長の部屋で、ワイに三つ指ついて

頭下げる悠真




藤堂はんから、医術をかじってると
聞きつけたらしい



普段は、会津おかかえの南部医師の手伝いをしながら、学んでいるらしい

それで十分やと思うで?




「色々、本を読んでいるんですけど
南部さんって、なんだか質問を受け付けない!!って、言うか
女は、引っこんでろ!
みたいな人なんです!」



「ワイ、何でも知ってる訳ちゃうねん
わかることなら、教えるけどやな…」




「わっ!やっぱり山崎さんは、そう言ってくれると信じてました!!
ご迷惑にならないように、質問にくるのは、十日に一度!
山崎さんが不在の時は、質問を書いた紙を
土方さんに預けますね!」




「わかった」




「ふふっ 私、刀のお医者さんに憧れてまして、あわよくば自分用に一振り
一から作りたいとか思ってたんです」