輿に戻る前に、お若い将軍様が

浪士組の方を向いた


頭を下げなくていいと身振りでされる


悠真に何か話掛けて、2人で笑っていた





休憩が終わる寸前





悠真がこちらに来て




「明日、私のぜんざいでは駄目ですか?
家茂様ったら、私が浪士組とばかりいるから、さみしいそうで」



「わぁ!悠真のぜんざい食べたい!!」



「では、皆さんで城にいらして下さい!」









無事警護が終わり





翌朝、芹沢さんらに声を掛けたが


昨夜の深酒で、ぜんざいどころではない!


と、断られた





結局、試衛館の面々で城へ



門の前で大きく手を振り



「こんにちはーーー!!!」



ふふっ 元気いっぱいですね!






「あれ?芹沢さん達どうされたんです?」



「二日酔いです」




「まぁ 家茂様楽しみにしてたのに」




ん?    まさか?




「おい!もしかして、将軍様と一緒に
ぜんざい食うのか!?」


土方さんが慌てて聞いた



「私、そう言いましたよね?」







そうは言ってないような……