【近藤勇】



実に握りやすくなった刀


それを持ち、容保様に仕事内容を詳しく聞くため

芹沢 新見 近藤 土方 四名で

拝謁中




大阪行きは、容保様ではなく将軍の下東

恐れながらも、反対の意を示す



「他からも、そのように言われ
延期を願っているところだ
しかし、下東は避けられんだろう」

「容保様」

外から声が掛かる

「なんだ?」

「悠真が広沢を貸せと煩くて…」

「はぁ~ 何用だ?」

「…暇つぶしだと思います」

「広沢の仕事が終わっておれば良かろう」






再び警護の事に話が戻ったが



「悠真ぁー!!!コノヤロ!!!」

「あはははははっ!!!」



容保様が立ち上がり庭の方に



「煩い!!!外で遊べ!!!」


と…怒鳴る



永倉達が遊ぶと、歳が怒鳴るのと

同じではないか…




チラリと歳を見ると

どうやら、同じ事を思っているようで

苦笑いしていた