駿くんは…私を覚えてない?? そんな不安な思いがぐるぐると私の中を渦巻いた。 そんな気持ちのまま式、HRを終え、気がつけば放課後。 教室には私一人になっていた。 お母さんからは『先に帰るね』とメールが入っていた。 「…初日で友達出来なかったなぁ……」 一人で帰ろうと思って立ち上がろうとした時、教室のドアの方から声がした。