すべてが思い出になる前に






『今日、大学に来た?
もしそうだったら
会えなくてごめんな』



友理奈はすぐに返信を送った。



『会えるかなって思ったんだけど
やっぱりダメだった。
5月の上旬頃、会えないかな?』


『いいよ』



ソファに座りメールを送信して、テーブルに置いていたプレゼントを手に取りじっと見つめた。



「涼太、喜んでくれるかな…」



友理奈は何かをひらめいたかのように、携帯を手に取り誰かにメールを打ち始めた。