…あの時。 目が覚めたあたしは、赤い鳥居の下で、ひとり、階段にうずくまっていた。 はっとして、振り返ると、あんなに満開だった桜は、咲いていなかった。 …夢? だけど、どうしてもそんなふうに、思えなくて。