「…なんで俺に言わなかった」


「史音に言ったら大事になっただろうし、それに優紀くんは悪い人じゃないから」


もし夕凪を利用しようとか脅してくるような人なら、史音に話していただろう。


まぁ、その前に私1人で何とか出来るけど。


私はそこまで弱い人間じゃない。


それは史音も知ってるでしょ?


私を甘く見ちゃだめよ?


「はぁ…そういうことじゃねぇんだけど」


「じゃあ、どういうことよ?」


そういうと、史音はうーんっと唸り出した。


…何をそんなに悩んでるのかな?


それより、パーティーに戻っていいかな?


優紀くんに何も伝えてないし。


さすがにかわいそうだよ…。


どうしようか迷っていると、突然手を引っ張られ、史音の腕の中へと飛び込む。


強く抱きしめられ、私もお返しとばかりに強く抱きしめ返す。


「依亜がここにいるから。それでいいや」


なんかよくわからないけど、機嫌が直ったようなのでよかった!


オマケ終わり☆