銀髪姫の恋物語〜やっと掴んだ幸せ〜

「私は淡いピンク色の膝より下まであるふんわりしたドレスが好きです」


実際はそんな色のドレスは着ないけど。


着たとしても、私が選んだものではなく、お母さんが選んだものだろうけども。


『淡いピンク!榎本さんに似合いそうですね!』


委員長さん、目大丈夫?


こんな平凡で地味な私に似合うと思う?


『では、次の質問です!ズバリ!初恋はいつですか?!』


おお…またリアルなものが…。


てか、なんで私だけこういうものが多いのだろうか。


にしても、初恋か〜。


私の初恋、それは史音で。


まだ本人である史音にも言ったことがない。


史音にも言ったことないことを、本人よりほかの人に言うのっていいのかな?


『榎本さん?』


私が答えないからか、顔を覗き込んでくる委員長さん。


ここまできたら言うしかない。


名前さえ出さなかったら、史音ってわからないだろうし。


「すみません。少し思い出に浸っていました」


『おお。そんだけ思い出深いということですかね。楽しみですね〜』


…本当に楽しみにしてるのだろうか。