銀髪姫の恋物語〜やっと掴んだ幸せ〜

「控え室ってここだったのですね」


控え室と書かれた教室は、普段は先生しか入れない準備室。


私もよく先生に頼まれてここに来たことはある。


先生たちの机はプリントや教科書で溢れていた…はずなんだけど。


今はあの惨状が嘘のように、床も壁もピカピカだ。


…こんなにキレイになるとは。


というか、先生たちよく許したよね。


実はキレイにすることが条件だったりして。


…そんなわけないか。


「では、説明しますね」


「はい、お願いします」


ぺこりとお辞儀する。


はぁ…この口調しんどいよ。


「このイベントは今年から始まりました。美人が多いからと騒いだ生徒会のせいです」


せいですって…。


実行委員は乗り気じゃないってこと?


「服装は制服のままで結構です」


「ゴージャスなもの着てこられても困るっすからね」


「出場者の皆さまには番号が書いてある札をお渡しします。それを胸元につけてもらいます」


「舞台へと上がってもらい、1人ずつ質問をしていくっす。そこでの答えや表情などを見て、投票してもらうっす」


なるほど。


舞台に上がった時からもう始まってるってことね。


ふむ、一切気は抜けないね。


出るなら優勝するつもりでいきたいし。