銀髪姫の恋物語〜やっと掴んだ幸せ〜

「…参加してもいいですが、条件を2つつけてもよろしいですか?」


「それで参加してくれなら!」


「…で、その条件というのはなんすっか?」


「銀髪ではなく、黒髪で参加。名前も夕凪ではなく、榎本でということが条件です」


「ふむ、その条件ならイベントに支障もないので大丈夫です!」


「というか、その方が安全っす」


うん、その通りだと思うよ。


北端くんの言葉に苦笑いになる。


「参加意思ももらいましたし、控え室に行きましょうか!」


「…え?今からですか?」


お昼過ぎだと思ってたんですけど。


ていうか、まだクラスでの仕事が残ってるのですが。


そう伝えると、なぜか2人とも笑顔になって。


「大丈夫ですよ!」


「もう許可はもらいましたから!」


なんて、親指を立てて言ったのだ。


いやいや、いつ許可もらったの?!


ここに来てからずっと私と話してたよね?!


「というわけなので、控え室にGo!!」


まさかのそこで話を切るのか!!


って、そんな教室の端で見てないで助けてよー!


2人の腕を振り払えるわけもなく、クラスメイトが助けてくれるわけもなく。


2人に引きずられながら、みんなが見守る中、教室をあとにした。