昼休み 授業の終わりのチャイムがなると、廊下から女子がキャーキャー言う声が聞こえてきた。まさかと思い、恐る恐る廊下をのぞき込むと……予想通りあの3人がいた。 「バカ、見つけた。」 すぐに小野寺先輩に見つかった私達。 「ほら、バカなんて言っちゃダメだよ!女の子には優しく。」 ニコッと笑う優愛のお兄さん。 「あっ!優愛ちゃんだー!優斗の妹ちゃん!可愛いねー」 そう言って頭を優しくポンポンとした、瀬戸先輩。 優愛を見ると顔がほくほくと、真っ赤になっていた。