俺は彼女をけり上げる。 彼女は回転することなくきれいに宙を舞う。 きれいな音を立てている。 今日の星は奇麗に見えた。 「明日は晴れるかな。」 ボールが目の前を落ちていく。 ―やめなよ。― 「・・・・・。」 見ず知らずの・・・・ まったく関係もない子に,サッカーを悲しそうにやっているといわれた。 その日からずっと考えている。 俺・・・・そんなさみしそうにサッカーをしているのか?