クリスタル島に空操禁書がいたという情報があり、ラストが不自然な集まりかたをしている。海軍は空操禁書討伐作戦を決行した。

「ここがスイカ島……」

私はスイカ島で軍艦を支援することになった。

「移動する場合は春夏が送るわ」

「護衛艦は秋冬だ。よろしく」

スイカ島では、多くの軍艦が出撃準備をしていた。

「秋桜だ!」

秋桜のマークが描かれている潜水艦を見つけた。菜の花ちゃんから話を聞いたときから好きな潜水艦の一つだ。

「白原さんおはようございます、秋桜の艦長、畑野 静(はたの しずか)です」

秋桜の艦長さんは軍服にお花のモチーフを付けた女の人だった。手に手紙を持っている。可愛い封筒だな……友達からもらったのかな……

「おはようございます、あの……そのお手紙は……?」

「ああ、家族からです。絶縁状態だった母が家に来てほしいと……弟に、娘が生まれたようなのです」

手紙を見て嬉しそうに笑う。

「よかったですね!」

「ありがとうございます!実は、これが届いたのは3日前で帰ってきたらすぐに家に向かうつもりです!母は行く前に来てほしいと言っていましたが……」

帰ってきたら……

「私、絵を描くことが好きで……描いた絵を姪にあげようと思うのです。まだ何を描いているのは分からないでしょうが……大きくなったとき見てもらいたいなって」

そう言って、家族の写真を見せてくれた。

「だから、私は絶対に死ぬ訳にはいかないのです!」

死ぬ訳にはいかない……なら、私は死なせる訳にはいかない。絶対、この白旗で……
艦長さんは潜水艦に乗っていく。私はそれを見送った。