落ち込んでいた氷室も立ち直って、私も次の作戦の準備を始めていた。

「そういえば、千歳はもう作戦参加しないんだっけ?」

千歳がここに来るようになった理由は、戦いに向いていないと判断されたからだった。でも、真面目で秘密は守るからここで連絡係等をすることになった。

「いえ、実は僕、次の作戦に参加できることになったんです!」

千歳は嬉しそうに言った。でも……

「もう作戦に参加しないって言ってたじゃん!敷島さんも扶桑さんも……」

「出来るだけ人が多い方がいいからって……だから普段戦わない人たちも参加するみたいです」

千歳は何の疑問も抱いていない。しかし私は、扶桑さんらしくないと思った。誰かが入れ替わったみたいな……

そして、第2次空操禁書討伐作戦が始まる……